⑫「1日2食ダイエット」のメカニズム テキスト版
—— 美腸の達人ユミ | 今、評判の「1日2食ダイエット」、実はデトックス効果もあるんですよ。 |
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—— 美腸の達人ユミ | 特に注目したいのが「ケトーシス」! |
—— 美腸の達人ユミ | 最後にものを食べてから12時間ほど経過すると、血液・肝臓に蓄えられていた栄養分が完全に消費されます。 |
—— 美腸の達人ユミ | すると、次は体脂肪が燃焼して「ケトン体」と呼ばれる物質が生まれ、細胞内のミトコンドリアのエネルギー源となります。この現象を「ケトーシス」というのです。 |
—— 赤池キョウコ | 脂肪燃焼モードになるのね!では、デトックスができる理由って? |
—— 美腸の達人ユミ | 私たちは、知らず知らずのうちに有害物質を日々、体内に溜め込んでいます。怖いことに、これらの物質は脂肪に蓄積しやすく、発がん等の毒性もあります。 |
—— 美腸の達人ユミ | ですが、「ケトーシス」が脂肪を燃やし、有害物質を排出してくれるのです。 |
—— 赤池キョウコ | 体内の悪いものも出せるんだ!じゃあ、便秘していたら意味がないね。 |
—— 赤池キョウコ | 「1日2食」は、「一石二鳥」でもあるのよ。ぜひ心掛けてね! |
⑪少食の効能「オートファジー」ってなに? テキスト版
—— 赤池キョウコ | 少食って不健康な印象があるのよね~。栄養不足とか体力低下、免疫力も落ちそう。 |
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—— 美腸の達人ユミ | それは誤解です。真逆の現象が空腹時の体内では起きているのですよ。 |
—— 美腸の達人ユミ | その名称とは「オートファジー」。Autoは自分自身、phagyは食べるを意味し、「自食作用」とも言われます。 |
—— 赤池キョウコ | それって、栄養がないから自分の体を食べてエネルギー補給をしているってこと? |
—— 美腸の達人ユミ | 惜しい!オートファジーとは、細胞内の劣化したタンパク質、ミトコンドリアを分解してリセットし、新たにエネルギーを作るシステムのことなのです。 |
—— 美腸の達人ユミ | オートファジーは、身体に良い効果を与えます。脳・心臓の動脈硬化予防、パーキンソン病の予防・改善、肺の老化を遅らせる、肺に寄生する細菌の排除、細胞の浄化など…。ただし、オートファジーの機能は加齢と共に低下していきます。 |
—— 美腸の達人ユミ | じつはオートファジーを起動させる簡単な方法があるのです。それが12時間以上のプチ断食!つまり少食です。 |
—— 美腸の達人ユミ | オートファジーは最後の食事の約12時間後に働き始めるのです。夜7時に夕食が終了したとすると、オートファジーが起動するのは翌朝7時以降です。しかしそのタイミングで朝食を摂ってしまうと、オートファジーは起動せず、細胞がよみがえる機会を失ってしまいます。 |
—— 赤池キョウコ | 空腹の時間を作るだけで身体の機能や細胞が修復されるのね。少食の力ってスゴイ!1日2食、続けるぞ~! |
⑩「1日3食」は食べ過ぎ? テキスト版
—— 美腸の達人ユミ | 「1日3食」って、実は食べ過ぎなんですよ! |
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—— 美腸の達人ユミ | 昔は「1日30品目を食べよう」なんて言われていましたが…今は厚生労働省が指導方針を変更して「主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを」という表現に変わっています。 |
—— 赤池キョウコ | 1日2食だと空腹で力も出なそう… |
—— 美腸の達人ユミ | 1日3食は身体に負担をかけているんです。胃腸が消化しきらないうちに次々と食物が入ってきたら内臓全体が休まりません。 |
—— 赤池キョウコ | でも、身体に良い食品だったら多く食べてもいいのでは? |
—— 美腸の達人ユミ | いえ、どんな食品も「消化活動」の点で臓器疲労は同じよ。 |
—— 美腸の達人ユミ | 一方、「1日2食」や少食には、メリットがあるの!胃腸・内臓が休まり、自己治癒力が高まる、頭が冴える、寝起きが良い、体重が減る、疲れにくい、体内の老廃物が出やすくなる など… |
—— 美腸の達人ユミ | 少食だからこそ栄養価の高い食事をしたいわね。 |
—— 赤池キョウコ | 「1日3食」の「常識」にとらわれていたなぁ。少食って大切なんだね。 |
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- 赤池 キョウコ
- テレビのコメンテーターや各地での講演、書籍の執筆など、各方面で活躍中のイラスト作家。ツキを呼ぶ幸せな生き方のコツや、人間関係をスムーズにするヒントなどを、独自の感性を生かしたイラストで提唱し、女性を中心に支持を得ている。『マンガでわかる西式甲田療法』(マキノ出版)、『ヨーロッパ スピリチュアル街道を行く!』(サンマーク出版)など著書多数。