山間(やまあい)にある弊社はすぐそこに農道があり、林道になりという地域です。散歩道には事欠きません。特にコロナ後、散歩することが多くなりました。
こちらは落葉後のもみじ(紅葉)の木です。ここが散歩の折り返し点です。昔は、この辺りはまだ農家の仕事場だった、、と思しき苔むした石垣や、このもみじに、人の営みを見守って来てくれた風情を感じて、一息ついて折り返すのです。
落葉のもみじは、寒い時でもありその樹幹も露わでしたが、鮮やかな黄緑に覆われてきております。さぞやその紅葉の季節には目を楽しませてくれるでしょう。
こちらは散歩途中にある桂の木です。菩提樹の木とは違う葉型でその木であることを教えられます。やはり落葉の時期の昨年秋、青空の下、その背の高さを改めて知る写真です。農道が拡張されるにおよんでも切られることなく生き延びて、そしてその大木の真っ直ぐさが、すがすがしく道しるべになっています。
今、青葉におおわれて木陰の夏を想像させてくれます。
五月連休の前、青空も雲もと忙しい天空に、その存在を自らアピールしているかの様に見えます。
山間も、その農道の行き来は明らかに少なくなったことでしょう。ただ散歩をさせてくれる地元の人たちの営みと、静かな時の流れと、それはそれは贅沢な時間を過ごさせてもらっています。
花が咲く、と言いますか今までは南天の実が、その色を添えてくれていましたが、気温が春、春3月の気候が花を開かせてくれたのでしょうか、やはりいっぺんに気持ちを開かせてくれるような気がします。
たぶん、ヒメリュウキンカ(姫立金花)という名の花だと思いますが、地面に低くしかしこれでもかというくらいに花びらを開いて明るさを振りまいてくれています。
※ウイキペディアより
花びらも同様に細胞でできています。花びらの細胞の中はほとんどが水分。つぼみが開くとき、草花は多くの水を吸い上げますが、これは花びらの細胞がどんどん水を吸収しているためです。水を吸収した細胞は膨張してピンと張った状態になります。
ここの土壌には、この写真の生ごみを入れてあります。自家製ボカシに生ごみが出たときそのつど入れているのですが、春の陽光とともにイイ感じに陽の光を浴びて、そしてボカシに馴染んできました。
まだ肥料としては途中で、写真のボカシ+生ごみをさらに肥料場に移して草や小枝などチップしたものとやはり陽光の下、肥料を大きくしています。その肥料が、姫立金花が咲いてくれた土壌中にも入っております。
季節がめぐり、循環の恵みの中にいることを教えられます。
土屋さんは陶芸家で、弊社のお客様でいらっしゃいます。私が、箸置きマニアだと申し上げましたら作品の箸置きをご恵送下さったんです。それはそれはプロでいらっしゃいますから焼き締めの「鳥」とか焼き締め(釉薬のかかっていない焼き物のこと)の「木の葉」等、デザインからして素晴らしいのです。桜灰釉粉引による箸置きも頂きました。
「箸置き」を調べてみますと、使用中の箸を汚さないためにという理由で箸置きについて説明されていることが多いようです。中に‶箸休め〟のための箸置き使用も書かれています。これらもっともな理由かと思います。
ただ実際使われる段になると、ほとんど‶お飾り〟になってしまっている箸置きのようにも思います。今や洋風作法による食事になって箸置きはあまり見られないかもしれません。
こちらは、ご紹介するには自画自賛過ぎる、そして全く素人の私作の箸置きです。発想は全く自由にとしていましたから「ベンチ」のつもりで作陶したものです。ただし自分では気に入っていて憚り(はばかり)ながらご紹介したしだいです。ただし作陶はこれに始まってこれで終わっております。
今やお隣の山には南天が鮮やかな赤い実をつけています。
南天に年の初めを思わされます。この年の初めの習い事として、一口の食を頂いたら箸を置き良く味わう、そしてまた一口頂いたら‶箸を置く〟食事作法をおすすめしたいと思います。人を良くする食、箸置きはその為にも素晴らしい、私達の健康生活の助けになるかと思います。
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プロフィール
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- 花澤 久元
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- 誕生日:1946年11月6日
- 血液型:O型(Rh+)
- 趣味:スイマグ造り卒業、もっか青汁作り
- 自己紹介:
母親に首根っこつかまれて飲んでいたスイマグとの付き合いも早70年。
起きがけのスイマグ飲用を忘れず、青汁作りに精を出し、夕食を待ちこがれる”マイナス腸活”を楽しんでいる。